司法書士試験に挑戦した20代を終え、
結婚もして司法書士試験の勉強をやめたあと
燃え尽き症候群のというのか、
何年も自分の時間を司法書士試験の勉強に当てていたから
自分の時間にぽっかり穴が空いてしまった。
その時からネットでよく流れてきた
「自分な好きなことを仕事にしよう」
「自分らしい人生を送ろう」
という言葉が響き
「自分らしい人生を送るぞ!」
と意気込んだものの、いざ考えてみると
「自分の好きなこともわからない」
「自分がどうしていきたいのかもわからない」
そんな状態に絶望した瞬間があった。
今まで自分は何をしてきたんだろう。
本当に、自分の中にぽっかり穴が空いてしまった時があった。
それから、自分を見つめる時期に入り
「自分らしい人生ってなんだろう」
と考えるうちに
「自分らしい人生ってそもそもなんだ??」
という疑問にぶち当たった。
いろんな人が言っているけれど、
なんかしっくりこないなーとずっと思ってた。
「何かをすることが自分らしい人生?」
「何かを成し遂げることが自分らいし人生?」
「何かを責任もって決めることが自分らしい人生?」
「起業して成功することが自分らしい人生?」
「周りからチヤホヤされたり評価されることが自分らしい人生?」
なんか違うよな…
でも、最近ようやくなんか見え始めた。
自分らしい人生を生きるって
「自分の人生を生きるにあたって、自分がどう在るかを決める」
が自分らしい人生を生きるってことなのかなと。
簡単な例でいうと、
何か問題が起きた時に他人のせいにする人間でいるのか
自分に原因があったかもしれないという視点で
物事を見ることができる人間でいるのか、
そこを決めていく、みたいな感じ。
そして、自分がどう在るかというのは、
自分はどういう立場を取るのかとも言い換えられるのかなと。
判断基準がきちんと自分の中にある、
自分という軸が整っている、みたいな。
自分らしい人生を生きたいと思う人の中には
現状に満足していない人も結構いると思うけど、
今の現状が不満だから、今の自分が嫌だから、
今の自分から変わりたいから、
という理由ではなく、
「これまで生きてきた自分を全て受け入れて、
その上でこれからは自分はどういう存在で在るということを選択するのか」
という、今までの自分を受け入れるステップがめちゃくちゃ重要。
「自分」をありのまま受け入れる。
人には言えない経験、
ダメダメな自分、
何をやっても三日坊主な自分、
自分の中の嫌なところってみんなたくさんあると思うけど、
それ全部に意味があって価値がある。
もういや!!!っていうところも受け入れる。
自分のことを自分がきちんと受け入れて初めて
自分の人生が始まる。
『自分の人生を生きる』ってそもそもなんだ?