最近、子供に対してイライラすることが多くて・・・
何でこんなにイライラしてしまうんだろうとメンタルも下がってしまう。
生理が近いわけでもないのに・・・
子育てって本当に自分と向き合わされるというか自分の嫌なところがあぶり出されるというか。
毎日毎日子供のペースに振り回されて、最近4歳に近くなってきて前みたいなごまかしもきかなくなってきて。
子育てって「なんとなくうまく1日回るようになってきたな」と思ったら子供の成長で1日のサイクルが変わったり、自己主張が出てきて今までの対応が全然ダメになったりの繰り返しで本当に常に試行錯誤の連続。
定期的にやってくる子供へのイライラで自分も何でこうなってしまうんだろうという停滞期。
ま、仕方がないと言うことで終わらせてきたけど、最近読んでいる本で、子育てする上でこれ大事だなと思った事があったので書き残しておこう。
私が最近読んでいるのは
「限りある時間の使い方」
オリバー・バークマン著
という本。
この著者の経験や知識だけでなくいろいろな人の名言的な言葉がたくさん載っていて、読んでいて飽きない。
効率的に時間を使うにはという感じの本かなと思って読んで見たら全然違う。
これまで読んだことないような内容。なんだか、ちまたに溢れる時間術の本を逆をいくような内容。
でも読んでいくうちに「時間」や「人生」というものはこういうものなのかも知れない・・・効率的に時間を使うという考え方自体幻想なのか・・・という絶望にも似た思いを抱きながら読み進めている途中です。
そして、この本の中で
「人は自分の問題から逃れるためにわざと忙しく過ごしている」
「私たちは、将来のために時間を使いすぎていて、今この瞬間のために時間を使っていない」
「今この瞬間のために時間を使う事は実はとても大変な事なのだ。」
「無駄な時間を過ごしたくないと思うなら無駄な時間を過ごすのだ」
という感じの内容があって、そこでハッとしたんです。
子育てしていて、なんだか充実感がないとか、イライラするとか、マイナスな面が出てくる時って、子供との「今ここ」の時間、「今という時間」にきちんと意識が向いていなかったからじゃないかと。
朝起きて、子供に呼ばれても朝ご飯の事が頭にあって朝ご飯作るのに必死。
朝ご飯が終わったら少し家事もしたい、けど遊んでよ呼ばれる。遊んでる途中も何時まで一緒に遊んでからこの家事をやろうと考えている。
そうしているうちに昼ご飯の時間。
昼ご飯食べてから、出かけたり遊べるところに行っても、今日の晩ご飯どうしようとか、何時にはスーパー行きたいなとか考えている。
公園にいても帰ってからの家事の段取りを考えてしまう。
などなど。
こう見てみると、常に先の事が頭にあって、10分先、1時間先のことのために時間や頭を使っていて、全然子供との「今」の時間を過ごせていないじゃないかと。
もちろん、先の事を考えながらじゃないと家も回らないし、ご飯も食べられないから全く考えないわけにはいかないんだけど、あまりにも「時間の効率」を追い求め過ぎていたのかなと反省しました。
子供って「効率」という言葉の真逆にいるような存在なので、あまりにも子育ての中で「効率的に時間をすごす」事を追い求めるのは自分を追い込むことになるのだと気付きました。
子供と一緒にいると、今まで気付かなかった落とし穴に気かされる事があって、今回もその一つだったと思います。
「今この瞬間」に目をやること、意識を向けること。
私は、何か問題を直視したくないから色々と用事を作って忙しい振りをしてしまう所があると以前より薄々感じていて。
無駄に時間過ごしたくないという思いは強い方で、そのため、終わりの見えないおままごとや遊びに付き合うことが辛いと感じる時もあり。
子供にちゃんとご飯をたべさせること、早く泣かせられるようにスケジュールを組んでやりきること、などに意識を持って行き過ぎて、子供と毎日きちんと向き合う事を避けていた部分もあるのかなと感じました。
子供は常に「今ここ」を楽しんでいる。「今ここ」を全力で生きている。
本を読んで気付く前から、子供は私に大事な事を一生懸命教えていてくれたのだと感じます。
「今この瞬間を全力で過ごす。」
これを頭に置いて、これから意識して過ごしていきます。
「今ここ」を意識する